原稿の書きかた

(一般的な注意)

原稿はウェブサイトで提供するテンプレートを用いてMicrosoft Workで作成してください。その際、テンプレートのフォントや、本文およびヘッダー・フッターの書式は変更しないでください。また、これまでに掲載された記事のスタイルを参考にしてください。これ以外のファイル形式を用いる場合は、事前に事務局に相談が必要です。なお、テンプレートは論文を例に作成してあります。解説・活動報告を執筆する場合は、下記の「原稿の構成」にしたがって、項目を変更ないし追加してください。

(原稿の構成)

投稿できる原稿は、論文・解説・活動報告です。

論文は「ステークホルダーのための要約(3~5ページ)」・「英文要旨(500語程度・必須ではありません)」・「序」・「方法」・「結果」・「考察」・「謝辞」・「引用文献」の順に配置してください。

解説の場合は、「方法」・「結果」の項目は不要です。議論の展開に必要な見出しを適宜配置してください。また、「考察」にかわって「結論」を設けてもかまいません。

活動報告は、「要旨(1000字程度)」「英文要旨(500語程度・必須ではありません)」・「序」・「背景(活動地の概要も含む)」・「活動内容(特徴的な手法を含む)」・「成果」・「今後の課題」・「謝辞」・「引用文献」の順に配置してください。これ以外に必要な項目を追加してもかまいません。

図表を用いる場合は、下記の指示に従ってください。注釈は使用せず、必要な情報はすべて本文中で簡潔に記述してください。

(ステークホルダーのための要約)

「ステークホルダーのための要約」は、本ジャーナルを特徴づける重要な要素であり、これに基づいて知識ユーザーであるステークホルダーによる査読が行われます。これは単に学術的な成果をわかりやすく解説するだけのものではありません。論文や解説に含まれる知識技術が、それを実際の現場で活用する知識ユーザーにとって、どのような意味があるか、どのような潜在的な価値をもたらすかについて、著者のビジョンと提案が示されていることが大切です。たとえば、意思決定の基礎となる地域の自然環境の現状と将来予測、自然資源の持続可能な利用に向けた選択肢、地域資源の価値の可視化、潜在的なリスクの把握とそれに対する対策、環境保全と持続可能な地域づくりのためのインセンティブ、などの要素について、科学的な成果に基づいて適切に説明するように努めてください。本ジャーナルの過去の論文や解説を参考にして、知識ユーザーの立場に立って要約の内容を検討してください。

(フォントと書式)

テンプレートに指定された書式にしたがって、本文は日本語MS明朝12ポイント(欧文Times New Roman)を用いて、縦長A4判横書きで作成してください。上下約3cm、左右約3cmの空白をとります。各ページ下部中央にページ番号をつけてください。

原稿は冒頭に和文タイトル、和文著者名,和文所属・所在地、英文タイトル,英文著者名、英文所属・所在地を記載してください。必要ならば、それに続いて著者以外の関与者の氏名・所属(後述)を和文で記載してください。論文・解説の場合、それに続いて3~5ページで「ステークホルダーのための要約」を記述します。活動報告の場合は、和文要旨を記載します。英文要旨は必要に応じて「ステークホルダーのための要約」または「和文要旨」の後に記載してください。英文要旨には、冒頭に再度、英文著者名と英文所属・所在地を記載してください。

(著者以外の関与者の表記)

論文および活動記録については、記事の著者以外に、研究または活動に関与した人々の氏名、所属先を、いくつかの項目にまとめて記載できます。記載できる項目は、「調査指導者」、「調査担当者」、「事務局」、「活動協力」などです。研究および活動への資金提供、ならびに原稿の校閲やアドバイスなどの形での関与者については、文末の「謝辞」で記載してください。

(資料)

資料として動画、音声(ファイル形式はwmv, mpegに限り、ファイルサイズはできるだけ小さくしてください)も掲載できます。掲載を希望なさる場合は、投稿時に事務局にご相談ください。動画・音声は別ファイルとして、わかりやすい表題と解説をつけてください。

(小見出し)

「序」「結論」などの小見出しは、テンプレートで指定されているフォントを用いて、上下の1行を空けて中央に書いてください。さらに細分する小見出しは上下の行空けはせず,左に寄せて記載してください。

(著者の所属変更の扱い)

所属変更がある場合は,第1ページの著者名の右肩に数字をつけ,新所属を脚注として第1ページのフッターに書いてください。

例: 環境太郎1(地域大学)
1現所属:地域環境研究所

(文献の引用)

本文中での引用は「松田・山本(1998)によれば…」、「…を明らかにした(清水ほか2010)」、「…の研究がある(Crosby 1997: Sato 2004)」などとしてください。未発表の資料は引用できません。

(引用文献リスト)

引用文献リストは、「Online Writing Lab(http://ksky.fc2web.com/owl5.htm )愛知淑徳大学・山内啓介氏」の第5章に記述された書き方を用いて、本ジャーナルの過去の記事を参考にしてつくってください。

(図表)

図表(写真を含む)は「図1」・「表1」などの通し番号をつけて、本文中の適切な場所に挿入してください。ほかの資料から作図した場合や既発表の図表を転載する場合は,関係機関より許可を得た上で,その旨明示してください(例:Smith(1995)より作図.上村(2007)より.など)。

(図表の説明)

図表の表題と説明は、本文を読まなくても意味がわかるように配慮して記載してください。説明は図表の下に、図表の幅と合わせて、本文と同じフォントを用いて簡潔に記載してください。

(最終原稿の送付)

記事が受理された段階で,図表、写真などについて、適切な解像度とファイル形式の最終稿を提出していただく場合があります。

2011年12月13日