「地域環境の未来」投稿規定

(投稿資格)

非会員を共同執筆者に含めることができるが、投稿者は地域環境学ネットワーク会員に限る。共同執筆者に本ネットワーク会員が一名以上含まれていなければならない。ただし,編集委員会が寄稿を依頼した場合はこの限りではない。

(原稿の種類)

掲載する原稿は論文、解説および活動報告とする。論文および解説には専門分野になじみが薄い読者のために「ステークホルダーのための要約」を義務付ける。解説は依頼原稿を主とするが、投稿も受け付ける。

(ステークホルダーのための要約)

「ステークホルダーのための要約」は、非専門家である地域の「知識ユーザー」が、論文および解説に含まれる専門的知識技術を、実際の活動で有効活用するための一助として掲載される。記事に含まれる専門的な内容を、知識ユーザーによる理解・解釈・活用を助けるように、わかりやすく解説するものである。「ステークホルダーのための要約」は5ページ以内とし、書式については「原稿のかきかた」に別途指定する。理解を助けるために、本文で使用した図表を使用することができる。また、必要に応じて本文の関連個所を参照することができる。

(著者以外の関与者の表記)

論文および活動報告には、研究あるいは活動に関与した、著者以外の関与者について、項目を設けて氏名・所属などと記載できる。著者以外の関与者の表記についての詳細は、「原稿のかきかた」で別途指定する。

(査読)

すべての原稿は当該分野ならびに関連異分野の専門家、および知識ユーザーであるステークホルダーによる査読を受ける。論文、解説は「本文」を専門家、「ステークホルダーのための要約」をステークホルダーが査読する。活動報告は、「本文」全体を専門家およびステークホルダーが査読する。その結果に基づき、編集委員会が掲載の可否を決定する。

(査読基準)

査読は、「地域と科学者の協働のガイドライン」に基づいて別途定める「査読基準」に従って行われる。特に専門分野が異なる読者にとってのわかりやすさを重視する。論文の場合、科学的な水準に加えて、「ステークホルダーのための要約」などを通じた、知識ユーザーが知識技術を活用できるための工夫が評価される。

(査読過程の公開)

本ウェブジャーナルに掲載される記事すべてについて、完成原稿に加えて、初期の原稿に対する査読意見(総評)と、それに対する著者の応答を掲載し、透明性の高い査読を実施する。査読者は実名を公表することを原則とする。ただし、政治的・倫理的に複雑な背景があり、利害・価値観が鋭く対立する可能性がある問題を扱う記事の場合は、編集委員会の判断で、まず匿名の査読を受けて掲載の可能性を判断してから、査読者の実名を公開する査読に進むことができるものとする。

(投稿と受理)

投稿は随時受け付ける。受け付けた原稿は編集委員長が掲載を認めた日をもって受理日とする。

(英文タイトルおよび要旨)

記事の使用言語は日本語とする。すべての記事には、和文タイトル・和文要旨(ステークホルダーのための要約)に加えて、英文タイトルを付すこととする。また、必要ならば英文要旨(500語程度)を付すこともできる。

(記事の長さ)

記事の長さには原則として制限はない。極端に長い場合は編集委員会と著者との協議の上,掲載の方法を決定する。

(原稿の送付)

ファイル(ファイル形式はMicrosoft Wordを原則とする)によりジャーナルのウェブサイトから送付する。ファイルサイズが10MBを超える場合は地域環境学ネットワーク事務局(以下「事務局」という)に申し出たうえで分割して送付することができる。異なるファイル形式を使用する場合、郵送を希望する場合は、事前に事務局に申し出ること。

(校正)

著者校正は初校のみとし,再校以降は必要に応じて事務局が行う。

(著作権)

本ウェブジャーナルに掲載された記事の著作権の取り扱いは、編集規定において別途定める。

(規定の改定)

この規程の改定は、地域環境学ネットワーク運営委員会の承認を得なければならない。

 2011年12月13日